珈琲が苦手な私が、ペンションで飲んだ一杯の珈琲との出会いがきっかけで、珈琲店を開くまでになったように、たかが珈琲かもしれないけど、そんな珈琲には人の人生を変える力があります。十人十色というように、人それぞれに珈琲の楽しみ方があり、まだ知らない魅力や付き合い方があります。
人それぞれに合った珈琲スタイルを見つけていただきたい。そんなお手伝いをする小さな珈琲屋になりたいと願っています。
珈琲専門店というと、何かと敷居が高いイメージですが、「人それぞれに珈琲の楽しみ方がある」というコンセプトのもと、本格的に楽しみたい「珈琲通」はもとより、仕事の合間やリラックスタイムに自分なりに珈琲を楽しみたい方まで、気軽に立ち寄れるカジュアルなお店にしたいと思います。また、これまでの珈琲の概念を覆すような珈琲の楽しみ方も貪欲に追求して、地元寒河江の皆様とより良い関係性を築きながら珈琲自体の商品価値を高める努力や商品開発を怠らないチャレンジ精神あふれる珈琲店を目指します。
珈琲が苦手な私が、なぜ珈琲にのめり込んだかというと、そもそもバイクが趣味であったことから、当時バイク乗りのバイブルであった「キリン」という漫画を愛読していて、その漫画に登場するコーヒーショップの影響なのか、バイク=珈琲というイメージが自然に刷り込まれていて、ツーリング先で珈琲を淹れて飲んだら美味しいだろうなぁと何度かトライしたものの、満足のいく珈琲は淹れられませんでした。そうこうしている時、蔵王のペンション(当時、蔵王の森焙煎工房が経営していた宿)で飲んだ珈琲の美味しさに感動して、こんな美味しい珈琲を淹れられるようになりたいと、珈琲の道を志すようになりました。
店名の「BLABO/ブラボ」は、BとLABOを組み合わせた造語です。語感がイタリア語のBravo!ブラボー(観客・聴衆などが賞賛の意を込めて発する感嘆詞)と似ていることと、BはBrew(珈琲やお茶を淹れる)、LABOは実験室や研究室を表すLaboratoryからBrew Coffee Laboratory (珈琲を淹れる実験室)の意味を持たせたネーミングです。名前に恥じないよう、人それぞれの美味しい珈琲を探求する珈琲店を目指します。